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はらはらどきどき

更新日時:

2005.07.19 Tue.

 PAULには、赤ちゃん言葉を聞くたびに不思議に思っていることがあるという。それは「わんわん」、「ぶーぶー」などの擬声語だ。なぜ、発音が難しいとは思えない「犬」、「車」ではいけないのか。

 

 そんなこと、言われるまで全く考えたことがなかった。しかし、「わんわん」「ぶーぶー」の方がかわいらしいような気がする。同じ音の繰り返しのほうが発声が簡単そうだし。

 

 そもそも日本人は大人でも擬態語、擬声語が大好きだ。少し調べてみたら、なんと2000語あまりもあるらしい。私たちはその微妙なニュアンスの違いを経験によって使い分けているのだが、外国人にとっては大変やっかいな物だ。

 

 「ジトジト」「しとしと」「ジャージャー」「じめじめ」「しくしく」「プンプン」「ブンブン」「ボソボソ」「ズキズキ」「コトコト」「ゴトゴト」・・・・。

皆さんならこれらの語をどのように説明するだろうか。とても言葉では形容できない繊細さを感じるのはおそらく私だけではないだろう。

 

 「髪の毛がまたはらはらと落ちてきた。このごろは抜け毛が多くなってきて禿にならないかハラハラする。」

「台所でゴソゴソと音がする。弟だ。何をコソコソとやっているのだろう。」 

 

 これらの言葉をもし、使いこなせている非ネイティブジャパニーズがいたら、その人はきっと天才に違いない。  

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