アメリカの朝食
更新日時:
2005/04/08
アメリカのトラディッショナルな朝食といえば暖かいものが多い。トーストに卵、ベーコン、ソーセージ、ハッシュブラウンポテトなど。生野菜サラダやサンドイッチ、冷たいハムなどは邪道らしい。
普段はおなかに入ればなんでもいいというような人でも、こと朝食となるとこだわりがあったりする。例えば卵料理。焼き方にいろいろな種類があるので、もし英語に自信がなければレストランで目玉焼きを注文するのは避け、スクランブルエッグにしたほうが無難である。「sunny side up」(黄身が上)「over easy」「ひっくり返してすぐ火を止める。)「over well」などさまざまな焼き方があって必ず聞かれるので。そして彼らはけっして冷めてしまった目玉焼きは食べない。
日本ではおやつとしか思えないものも立派な朝食のメニューである。たとえばワッフルやホットケーキ、フレンチトースト。これにシロップを山のようにかける。隣にあるソーセージにかかってもおかまいなしだ。
オートミールにはブラウンシュガーとシナモンと牛乳を入れて食べるのが一般的。そこにレーズンを入れることも。基本的には3分ほどぐつぐつと煮るのだが、レンジに入れたりお湯を入れるだけのインスタントものも多く、シナモンロール味、やメープルシロップ味などには私も一時はまった。
暖かい食事ではないが、若い人にはコーンフレーク派が多い。これも考えられないくらい種類が多い。またドーナツ、デニッシュなども人気だ。
アメリカ人を朝食に招く時に注意したいこと。
1:目玉焼きは冷めないように、なるべく最後に作る。
2:ピュアなメープルシロップや高級手作りジャムはもったいないので食卓に出さない。
(あっという間になくなてしまう。しかも味の違いがわかっていない。)
本当は本人に食べたいものをはっきり聞くのが1番。自分で作らせてもよい。
そしてホスト側は合わせて同じものを食べる必要はまったくない。