何故、頭の中で翻訳してはいけないか?
1:日本語に無い文章が使えない。
例えば、 Nobody answerd.がAnybody didn't answer.になってしまう。
2:意味などが微妙違うものがある。
例えば、2歳の子供に英語では
You are too young to go by yourself.
とは言うことが出来るが、日本語で
「君はまだ若すぎるから一人で行ってはいけないよ。」と言うのは変。
3:クレームを付ける時、または非常に怒っているとき、頭の中でいちいち訳していては怒りが相手に伝わらない。
いや、訳すのに忙しくて怒り自体が収まってしまうかも。
(それはそれでいい時もあるが。)
4:道を聞いているとき、訳すのに忙しくて、地図が頭の中に描けない。
実際に旅行中に出会った人から聞いた話だが、英語の出来る夫は相手の言っている言葉の意味に神経を集中しすぎた結果、地図が頭の中を素通りしてしまったが、英語のできない妻は、自分が理解できるturnとか right 、postoffice等の単語を手がかりに頭の中に地図を描くことが出来、夫を無事目的地に連れて行くことが出来たとか。
5:翻訳しているうちに、相手はどんどん先にいって話が見えなくなってしまう。特に数字。電話番号等を口頭で伝えられるともうお手上げ。
6:ひとつ意味のわからない単語があると、そこで躓いてしまう。
翻訳していなければ、そのまま先に進めるし、常識ある人の話はそんなに飛んだりしないので、いずれ大体の意味がわかったりする。
な~んて偉そうに書いてしまったが、実は私は単語や文章は英語のままでOKなのだが、数字とアルファベットだけは、すんなり入ってくれない。ちょっと大げさに言うと「イー?イーってなんだっけ?あ、e か。ツー?ああ、two, 2ね。」なんて実に情けない状態なのである。これも訓練次第なのかなあ。
ちなみにPAULは、ドルは別として日本円に関してはone million yen と言われると、いくらなのかピンとこないが百万円と言われるとよくわかるという。英語で会話をしていても、数字だけは必ず日本語になる我が家であった。
update:
2004/09/02