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 レッスンを録音すること

 私の通っていたスクールではレッスンを毎回録音することを推奨していたので、私もさっそくウィークマン(懐かしい響きだ)を購入、録音を始めることにした。

 

 最初は思ったより大変な作業だった。自分の英語を客観的に聞くということは、けっこう勇気の入ることなのである。まず、自分の発音のひどさに気が滅入り、たどたどしさに絶望する。その時は一生懸命会話しているつもりでも、後で聞いてみると、けっこう「間」があったことにも気がつく。恥の追体験もつらい。

 

 テープを聴いて初めて、自分の勘違いを発見したことも一度や二度ではなかった。何となくかみ合わない会話。先生がさりげなく修正してくれていたことも、また幸いにもぼろが出ず、誰にも気づかれずにすんだこともあった。これも録音していたからこそ気がついたことなのである。

 

 自分と向きあうということは大変なことだ。でも、ひとたび慣れてしまうと後はいいこと尽くめ。

 

 まず、レッスンを復習できる。聞くだけだから楽な作業である。レッスン時に習った単語、フレーズが生き生きと蘇ってくる。また、質問しそびれてしまった単語(グループレッスンだとよくあることだ)の意味についても落ち着いて調べることのできるいいチャンスだ。後で辞書で確認しようと思ったこと自体忘れていることが多いからだ。

 

 1回録音を聞くということは1回余分にレッスンしたという程度ではなく、3回分のレッスンに相応すると私は思っている。2回聞けば、その回数はさらに増える。英語が身につく確率も高かまるのは必然だ。

 

 先日、PAULの生徒に私の初期の頃のレッスンテープを聞かせたところ、超ビギナー英語に大変感激された。皆に勇気を与えるこのテープはしばらく取っておこう。

update:

2005/05/26

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