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日本語の拍について
更新日時:
2004.11.12 Fri.
PAULは音感がいいせいか、日本語の発音が大変良い。電話などでは最初の発声が良すぎて、日本人と間違えられることもあるほどだ。もっとも、話す能力はたいしたことがないので、すぐばれてしまうが。
PAUlなど英語を母国語とする人たちにとって苦手なものに「拍」がある。英語には強弱とリズムがあるのに対し、日本語は常に一定だ。例えば「私は日本人です。」と、全ての音が一定の長さで話される。そして、促音、長音、なども1拍として数えるのだが、それが外国人には理解できず、また聞き取れない。たとえばblueは1音節なのに対し、日本語のブルーは3音節なのだ。
彼らには「聞いてください。来て下さい。切ってください。」の違いがよくわからない。「切って」の「っ」と、「聞いて」の「い」を音として認識していないからだ。最も「っ」は息だけで無音であるが。「大野さん」と「小野さん」、「きょうこさん」と「きよこさん」も彼らの中では全く同じ名前だ。
PAULはよく携帯メールを日本語で送ってくるが、かなり長い間「上石神井」が漢字に変換出来なかった。「かみしゃくじ」だと思っていたので。「雨はまだ降てなけど、明日(注:ツーリング)はだめだて。」等というメールを受け取ると「かわい~い」と思ってしまう私なのだった。
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